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2007年 07月 12日
毎年のことながら、こうじめじめとした日々が続くと、さすがにうんざりする。
日本の緑豊かなところは好きだし、乾燥肌なのでこれくらいの湿度があったほうが肌の調子もいい。でも、旅でしか味わえないと思うからか、私は黄色い大地の乾燥した場所が大好きだ。こんな時期は特に乾燥した場所が恋しくなる。 標高が高く、乾燥した場所であることは行く前から知識としてはあったものの、その乾き具合は予想以上。旅で履いていたGパンを洗って、まったく絞らずぼたぼたと水が滴り落ちる状態のまま干したというのに、なんと、1時間でパリッパリに乾いてしまったのだ。 もちろんそれには乾燥だけでなく、直射日光の強さも影響していた。 ←チベットでよく見かける湯沸かし器。強い太陽の光を集めている。標高が高く、沸点が低いからこんな原始的な装置でも湯が沸くようだ。こののんびり感も懐かしい。 ラサからチベットを東へと移動し、シガチェの宿で香港出身という旅人に会った。彼は私が明日向かおうとしているサキャという町に行ってきたという。 「サキャはどうだった?」と聞くと、彼はこう言った。 「サキャには見るべきものは何もない。寺が1つあるけど、1時間もあれば十分だ」 ▼乾燥したサキャの大地 私は結局サキャに5泊した。 すてきな素材をお借りしました。
by tabix3
| 2007-07-12 12:18
| 旅
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